3月といえば、「卒業シーズン」ですね。
別れは悲しいものですが、新たな新天地でのスタートの時期でもあります。
新人の頃は、職場で聞きなれないワードがたくさん飛び交っていたのですが、何を話しているのかわからない…
人の話を盗み聞きしながらわからないワードをすぐに検索して知識を得ていました…
そんな昔の新人時代の思い出にふけながら
今回は、これからIT・Web業界に進む方向けに、これだけは事前に知っておいた方が良いよ!と思う、現場で必須で使われるワードをまとめました!
概要だけを載せてますので、気になるものはググってみてください!
その「自分で調べる力」がとても大切です!
さっそく紹介していきます!
Webサイト
複数のWebページの集まりのことをいいます。
ホームページ
Webサイトのスタート地点となるトップページをホームページと呼びます。
ドメイン
インターネット上にある「家(=それぞれのWebサイト)の住所」を示すURLの一部に使われる、識別番号のようなもの。
URL(webサイトの住所となる情報)においては「http://」や「https://」の後ろの部分がドメイン名になります。
メールアドレスは「@」の後ろがドメイン名です。
【例】Webサイト:https://xxxxx.jp (xxxxx.jp部分)
【例】メールアドレス:〇〇〇@xxxxx.jp (xxxxx.jp部分)
サーバ
ネットワーク上のコンピュータの中で、他のコンピュータ(クライアント)から要求や指示(リクエスト)を受け、情報や処理結果を返す(レスポンス)役割を持つコンピュータやソフトウェアのことでデータや情報などの「コンテンツを提供するコンピューター」のことを指します。
用途別にファイルサーバ、データベースサーバ(DBサーバ)、Webサーバ、アプリケーションサーバ、メールサーバ、DNSサーバなどがあります。
詳細はこちらの記事でも紹介してます↓
IPアドレス
IPアドレスはインターネット上における住所に当たり、ネットワークに存在する機器を識別するための数値(識別子)です。
「000.000.000.000」のような形式になっています。
DNS(ドメイン・ネーム・システム)
インターネット通信時にドメイン名をIPアドレスに紐づけて変換する役割を持ち、ドメイン名(人間が理解できる言語)をIPアドレス(コンピューター言語)に置き換えることで、コンピューターと人間の仲介役をしてくれます。
Photoshop(フォトショップ)
Adobe Photoshop(アドビ・フォトショップ)のことで、「フォトショ」と呼ばれることが多いです。
主に写真を補正・加工するデザインツールで、Webデザイナーがデザイン作成時に使用しています。
Illustrator(イラストレーター)
Adobe Illustrator(アドビ・イラストレーター)のことで、「イラレ」と呼ばれることが多いです。
イラストを描いたり、細かい文字設定やレイアウトを行ったりするデザインツールで、Webデザイナーがデザイン作成時に使用しています。
ワイヤーフレーム(WF)
デザイン作成に入る前に、制作するウェブサイトの要素や機能・情報を、クライアントとデザイナーの認識を合わせる必要があります。
その際に、レイアウトの構成説明に使う設計図のことをワイヤーフレームと言います。
画面設計書(図)、画面構成書(図)などの言い方もあります。
デザインカンプ
デザインの完成イメージを「デザインカンプ」と呼びます。
こちらもワイヤーフレームと同様、デザインカンプを作成し、クライアントとデザイナーの間でデザインのイメージを共有することができます。
ソースコード
プログラミング言語で記述されたコード(テキスト)のこと。「ソース」や「コード」と呼ぶこともあります。
DB(ディービー)
Data Base(データベース)のことで、格納・管理されたデータの集まりのことです。
Web業界ではデータベース管理システムで管理されている情報を指します。
バグ
虫を意味する『bug』を由来とする言葉で、プログラム上の不具合や欠陥・誤りのことを指します。
キャッシュ
一度アクセスしたサイトの情報をパソコン上で保存する仕組み、またその保存した情報を指します。
Basic認証
Web上で利用できる、簡易的な認証方法のひとつ。
認証をかけたファイルにアクセスすると、ユーザー名とパスワードの入力を求められ、ユーザー名とパスワードを知っている人のみがアクセスできるアクセス制限をかけることができます。
SSL(Secure Sockets Layer)
インターネット上で、個人情報などの重要なデータを暗号化し、サーバとPCの間でのインターネット通信を安全に行うことができる仕組みのことを指します。
プロトタイプ
Webサイトやアプリの試作品のことを指します。
ページの遷移や動作確認することで、ワイヤーフレームだけでは分からない部分の共有ができます。
プロトタイプを作成する際には、FigmaやAdobe XDなどのデザインツールが使われます。
カーニング
Photoshop(フォトショップ)やIllustrator(イラストレーター)で文字の間隔を調整する処理のことを指します。
文字間隔の空けたり、逆に詰めたり調整できます。
UI
UIは、User Interface(ユーザーインターフェース)を略した言葉のことで、パソコンで言うと、クリックやテキスト入力をするマウスとキーボードもインターフェースとなります。
UX
UXは、User Experience(ユーザーエクスペリエンス)を略した言葉のことで、和訳するとユーザー体験を指します。
UI(ユーザーインターフェース)を通してシステムに触れた際にユーザーが感じたことや感情(使いやすい、使いにくい、わかりやすい、わかりにくい)や体験を指します。
ユーザビリティ
Usability(ユーザビリティ)とは、使いやすさや使い勝手といった意味合いで使われることが多いです。
CMS(コンテンツ・マネジメント・システム)
WEBサイトのコンテンツを構成するテキストや画像、テンプレートなどを編集・管理するシステムのことを指します。
有名なもので言うと、WordPressやMovable Typeなどがあります。
SEO
SEOとは「Search Engine Optimization」の略した言葉のことで、GoogleやYahoo!などの検索エンジンで、キーワードを検索した際に、検索結果ページで上位に表示されるようにすることを指します。「検索エンジンの最適化」とも言います。
検索順位が上位になると、ユーザー流入も増えるためとても重要な手法です。
アナリティクス
元々は「データ解析、データ分析」という意味の単語。
Google社が提供する無料アクセス解析ツール「Google アナリティクス」を指すことが多いです。
サーチコンソール
Google検索でのWebサイトのパフォーマンスが分析できるツールのことを指します。
略して「サチコ」とも呼ばれます。
PV(ページビュー)
Webサイトで表示されたページ数のこと。
ユーザーに閲覧された数値を知るための指標です。
一般的に、PV(ページビュー)が多いページは、多くのユーザーが検索しているページだと考えられます。
インプレッション
デジタル広告が実際に表示された回数のこと。
広告費や広告の改善など、確認する必要のある数値です。
エンゲージメント
ユーザーが、企業のブランドに対してどのくらい共感を持っているかなどを示す数値のこと。
エンゲージメント指標はエンゲージメントの発生などを数値化したものです。
コンバージョン
コンバージョンとは、成約を指します。
Webサイトにおけるコンバージョンとは、例えば採用サイトの場合、サイトをみて応募すること、商品を紹介するLP(ランディングページ)の場合、購入することだったりします。
業界やサービス、ユーザーの状況によって、「コンバージョン」の指すものは変わるので、コーポレートサイトであればお問い合わせや資料請求に相当します。
LP(ランディングページ)
ユーザーがサイトを訪れたとき初めに訪問したページのことを指します。
また、商品やサービス紹介のための縦長のwebページをLPと呼ぶこともあります。
主にECサイトでの商品紹介や、お問い合わせや資料請求のためのページで使われます。
CTR
「Click Through Rate」の略で、クリック率のことを指します。
計算式は、クリック数÷インプレッション数。
アドワーズ
Google社が提供する広告配信サービス「Google AdWords」のことを指します。
広告主(広告を出したい人)がGoogleに対してお金を支払い、Googleの検索結果ページやアドセンスを使用しているWebサイトに広告を掲載すること。
リスティング広告
検索エンジンなどの検索結果ページに掲載される広告のこと。
モバイルファースト
スマホユーザーに適した、操作しやすいレイアウト・デザイン構成をすること。
レスポンシブ
PC、タブレット、スマートフォンなど、複数の異なる画面サイズを、ページのレイアウト・デザインを画面サイズに合わせ調整することを指します。
ローンチ
新しい商品やサービスを世に出すこと。
webサイトでは公開日を指します。
ファーストビュー
Webサイトへ訪れた際にユーザーが最初に目にする、最初の画面のことを指します。
ポップアップ
ポップアップウィンドウの略で、開いている画面の上に別の画面が自動的に起動する仕組みのこと。
一般的に、広告表示やページ誘導などで使われることが多いです。
ホバー
Webサイト上の画像やリンクにマウスのカーソルを合わせた際に、色や大きさを変化させるような表現手法のことを指します。
マウスホバーともいいます。
ホバーした際に、デザインの変化をつけることで、ユーザーが直感的にリンクだと理解できます。
ただしスマートフォンやタブレット端末のようなタッチデバイスでは、一般的にホバーの効果を使うことができません。
HTTP/HTTPS
HTTPは「Hypertext Transfer Protocol」の略です。
HTMLの送受信に用いられる通信プロトコルを指します。
HTTPSは「Hypertext Transfer Protocol Secure」でインターネット通信するときに使う暗号化通信を意味します。
パンくず
ユーザーが今Webサイト内のどの位置にいるのかを視覚的に分かりやすくするため、上位の階層となるWebページを階層順にリストアップしてリンクを設置したリストのことです。
ハンバーガーメニュー
モバイル端末上のアイコンで、タップすると、ナビゲーションメニューが開きます。
3本の線がパンに挟まれたハンバーグのように見えることから、ハンバーガーメニューと呼ばれています。
グローバルナビゲーション
Webサイトに共通して表示させるメニューのこと。
gナビ、グローバルナビ、グローバルメニューなどとも呼ばれています。
グローバルナビゲーションを設置することで、ユーザーはサイト全体でどんな情報を得られるのかを直感的に把握でき、迷わず必要なページにたどり着くことができます。
アコーディオンメニュー
Webサイトで使われるナビゲーションメニューのひとつ。
表示されている項目をクリックすることで、隠れていた部分が展開されます。
リダイレクト
プログラムの入力元や出力先を通常とは違うものに変更すること。
あるURLへのアクセスを他のURLに転送させることを指します。
PDCA
PDCAサイクル(PDCA cycle、plan-do-check-act cycle)は、事業活動における生産管理や品質管理などの管理業務を円滑に進める手法の一つ。Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善)の 4段階を繰り返すことによって、業務を継続的に改善することを指します。
アサイン
割り当てる、任命する、指定するという意味を指します。
ビジネスでは、仕事を人に割り当てるなどの意味で使われます。
ジョイン
会社やチームなどに参加すること。
アジェンダ
議題のこと。
ビジネス用語として使われる場合は「会議の議題として予定している内容をまとめたもの」という意味合いが強いです。
レジュメ
「要約」という意味ですが、アジェンダより文章化されていて内容も具体化されたものを指します。
エビデンス
「証拠」「根拠」といった意味で使われます。
セグメント
市場の中で、年齢や性別、購買傾向、商品に対する認識等、購買に決定するまでの過程などが似通っている集団などを指します。
コンペ
コンペティション(Competition)の略で、「競争」「競技会」という意味です。
専門業者への仕事の発注の際に、複数の人・会社にデザイン案や設計書をつくってもらい、その中から最も優れたものを選んで依頼する形式のことを指します。
アイミツ
相見積もりの略。
複数社に同時に見積もりをとること。
アポ
アポイントメント(Appointment)の略。
商談などの「予約・約束」のこと。
リスケ
リスケジュール(reschedule)の略。
社内外のスケジュールの変更、納期の延長などを意味します。
リソース
システム開発に必要な人員や資金、設備などを意味します。
資料や情報源を指すこともあります。
OEM (オーイーエム)
クライアントが製品の仕様や設計を決め、クライアントのブランド名で製造することを指します。
クロージング
クライアントに購入や契約へ結びつけることを指します。
KPI(ケーピーアイ)
「Key Performance Indicator(重要業績評価指標)」の略。
企業目標やビジネス戦略を実現するために設定したプロセスが、具体的にどのくらいの度合いで実行されたのかの評価基準を指します。
KGI(ケージーアイ)
「Key Goal Indicator(重要目標達成指標)」の略。
企業目標やビジネス戦略を実現するために設定したプロセスが、実際に達成されたかされていないかの評価基準を指します。
ペルソナ(persona)
サービスや商品を提供する会社が仮想的に設定したユーザー像のことを指します。
ターゲットとなるユーザー像を詳細に設定することにより、顧客視点での決定ができます。
タスク
課せられた仕事、職務のこと。
プレゼン
「プレゼンテーション」の略で、聴衆に対して情報を提示し、理解や納得を得るための発表を指します。
PREP法
PREP(プレップ)はプレゼンなどの手法の一つです。
Point(結論)→Reason(理由)→Example(具体例)→Point(再度、結論)
ブレスト
ブレインストーミング(brainstorming)の略で、グループでアイデアを既存概念や先入観にとらわれずに自由にディスカッションを行い、アイデアをどんどん出していくことで、新しい考え方や解決策を出していく手法のこと
フィードバック
相手の行動に対して改善点や評価を伝え、軌道修正を促すことを言います。
ブラッシュアップ
すでにあるものの質を高め、完成度を上げることを指します。
デッドライン
最終的な締切日などを指します。
ニーズ
求めているもののこと。
ニッチ
元々は「すき間」を表す意味で、ビジネスでは狭い市場を指します。
工数
仕事量を時間換算したときの単位で、作業を終わらせるまでに必要な時間を意味します。
人月(にんげつ)
作業量(工数)を表す単位。1人が1ヶ月働いた作業量を1としたもの。
人日(にんにち)
作業量(工数)を表す単位。1人が1日(8時間)働いた作業量を1としたもの。
ランニングコスト
毎月など、固定で払い続ける費用のこと。
マージン
粗利益のこと。売上から原価を引いた後に残る利益。
バッファ
時間、データ、人について、余裕を持たせている部分を指します。
ペイ
割に合う、(資金を)回収できるという意味です。
B to B/B to C
「business to business」、「business to customer」の略で、法人を相手にビジネスをするのか、一般消費者のエンドユーザーを相手にしているかの違いを指します。
まとめ
今回は、これからIT・Web業界に進む方向けに、これだけは事前に知っておいた方が良いよ!と思う、現場で必須で使われるワードをご紹介していきました!
Web制作に限らず、その他の業種でも業界特有の専門知識や、技術、用語などの理解がまず必要だと思います。
今回ご紹介した用語を理解した上で、その先にある「仕組み」や「成り立ち」などを知ることで、より用語の理解が深まったりします。
自分が経験したのは、単語は知ってるけど、それがどういう仕組みで使われるのか、まったくわかっていませんでした。
実際のお客様にご説明するときに、「このケースではどうなるのか?」この考え方も大事にしてほしいと思います!
新しい環境で不安もあると思いますが、楽しんで一緒に頑張っていきましょう!
以上、「Web担当者・初心者必見!ビジネスでよく使われるIT・Web用語集」でした。
ありがとうございました!