Adobe Premiere Proを使ってのカット編集についてご紹介します。
カットする方法は1つではないので、試してみてやりやすい方法を見つけてください。
【方法1】レーザーツールでカットする
ツールバーからレーザーツールを選択、またはキーボードの「C」を押してレーザーツールに持ち替えます。
素材の上に持っていくとカットできる素材の上では細い線が出てきます。
切りたい部分でクリックすると、素材が分断されます。
水色の再生ヘッドをあらかじめカットしたい場所に持って行くと、レーザーツールがくっつくので綺麗にカットすることができます。
この方法でカットしたい部分の最初と終わりに切れ込みを入れてください。
次にツールバーから選択ツールを選択、またはキーボードの「V」を押して選択ツールに持ち替えます。
あとはカットしたい部分を選択し、Backspace(delete)で削除します。
カットして出来た空白のスペースをクリックすると白く選択されるので、こちらもBackspace(delete)で削除すると自動的に前後の素材がくっついてくれます。
【方法2】インアウト点を作成する
方法1ではツールを使用しましたが、今回はショートカットを使用し「イン点」「アウト点」と呼ばれる編集点を作成しカット編集していきます。
特に難しいことはなく作業が効率化できるので、おすすめの方法です。
再生し、カットしたい部分に再生ヘッドを合わせてキーボードの「I」を押して「イン点」を作ります。
水色だった素材のバーがイン点以降、明るい水色になっていれば成功です。
もし思った通りの部分でなければcommand + Z(Ctrl + Z)で元に戻してから再度チャレンジしてください。
イン点が作成できたら、再生してカットの終わり部分まで再生ヘッドを移動させ、キーボードの「O」を押して「アウト点」を作成してください。
アウト点以降は元の水色に戻っていたら成功です。
インアウト点を作成した後に再生しても消えてしまうことはないので、カットする部分が問題ないか再生して確認しても問題ありません。
Backspace(delete)を押すと削除されますので、あとは方法1と同様にカットして出来た空白スペースを選択し、こちらもBackspace(delete)で削除して前後の素材を繋ぎ合わせましょう。
ちなみにショートカットでの方法を紹介しましたが、プログラムモニターの下部の「 { } 」を直接クリックしてもインアウト点の作成は可能です。
【方法3】素材の端をドラッグする
素材の端にカーソルを持っていくと赤く変化するので、左右にドラッグすると素材が伸び縮みします。
主にカット編集をする前に最初と最後を編集する際に使用するか、方法1・2でカットしすぎたりカットが足りない際に使用するのがおすすめです。
方法1・2で素材自体をカットし、空白をカットする前であれば素材の端をドラッグして微調整することができます。
もし空白部分をカットしてしまった後でも微調整したい素材の後を全て選択する、またはツールバーからトラックの前方選択ツールを選択(ショートカットは「A」)し素材をクリックすると右側全ての素材が選択されます。
そのまま選択された素材をドラッグすると空白ができますので微調整が可能です。
ちなみに後方選択ツール(ショートカットはShift + A)は、素材をクリックすると左側全ての素材が選択されます。
最後に
文章で読むと少し面倒そうに感じますが、やってみるとシンプルな機能でとても使いやすいと思います。
今回はショートカットをいくつか紹介しましたが、ここにあるものだけでも覚えているととても便利なのでぜひ使ってみて下さい。