インターネットサービスを提供するにあたりサーバーの構築・ドメイン取得・SSL化は必要不可欠です。ただし、サーバーにはいくつかの種類が存在するため、利用の目的・用途・料金等を考慮した最適なサーバーの選定が必要になります。
そもそもサーバーとは何か
サーバー:server=提供する側。
つまり他のコンピュータに対しサービスを提供するコンピュータまたはソフトウェアのことです。このときサービスを利用している側をクライアントと呼びます。クライアントからの要求(Webサイトの閲覧やメールの送信)に対してサーバーは必要なファイルやデータ情報を送り返しています。 そしてサーバーはクライアントからの要求に応えるため以下のようなソフトウェアを搭載しています。
Webサーバー | Webサイトを表示させるために必要なデータを送るサーバー |
メールサーバー | メールを送受信する際に使われるサーバー |
FTPサーバー | Webサーバーへファイルを送受信するためのサーバー |
DNSサーバー | IPアドレスとドメインを紐づけるサーバー |
つまりは私たちが普段使用しているコンピュータやスマートフォンのように、必要に応じて音楽再生ソフトや文書作成ソフトウェアをインストールするのと同様です。サーバーはWebサーバーやメールサーバーなどのソフトウェアを使い、クライアントに対しサービスを提供しているのです。
サーバーには4種類ある
まず、サーバーには「物理サーバー」と「仮想サーバー」が存在します。物理サーバーとは、物理的な実体のあるサーバー。仮想サーバーとは、物理的な実体のないサーバーのことです。
サーバーを借りる場合には大きく分けて4種類あります。この4種類のレンタルサーバーはそれぞれ料金や機能が異なるため用途に応じて最適なサーバーを選定する必要があります。
共用サーバー | 専用サーバー | VPS | クラウドサーバー | |
物理 or 仮想 | 物理 | 物理 | 仮想 | 仮想 |
特徴 | 専用的な知識は不要 | 一人で自由に使える | 自由にカスタマイズ可能 | 柔軟に機能拡張が可能 |
他ユーザの影響 | 受ける | 受けない | 受けない | 受けない |
価格 | 安価 | 高価 | 安価 | 従量課金制 |
共用サーバー
共用サーバーはひとつのWebサーバーを複数のユーザーが共用して利用します。そのため他のユーザーの悪影響(他のユーザーのサイトにアクセス数が集中した際に自分のサイトの表示が遅くなるなど)を受ける場合があります。他のサーバーに比べて自由度こそ低いですが、価格は抑えられ、専門的な知識はあまり必要なく容易に扱うことができます。
専用サーバー
専用サーバーは専用の物理サーバーを一台所有し自由に使うことができます。好きなOSやアプリケーションを選ぶことができ、共用と違ってほかのユーザーの影響を受けることはありません。
VPS
VPS(Virtual Private Server:仮想専用サーバー)は一台の物理サーバーを仮想的に複数の専用サーバーに分割しそれを個々のユーザーに割り当てることで専用サーバー同様の自由度を利用することができます。
クラウドサーバー
クラウドサーバーとは、文字通りクラウド環境に作られたサーバーのことです。物理サーバーを分割する点はVPS同じですが、クラウドサーバーは後からスペックを柔軟に変更することができたり、サーバーを複数台持つことも可能です。
■GCP(Google Cloud Platform)
GCPとはGoogleが提供するクラウドサービスの総称です。
Google 社内で使われているものと同じテクノロジーやインフラを使用することができます。
GCPは従量課金制となっており、使った分だけお金がかかる仕組みになっています
■AWS(Amazon Web Services)
AWSはAmazonが提供するWebサービスの総称です。
サービス量が豊富で選定や運営には専門的な知識が必要となります。AWSも従量課金制となっております。
最適なサーバーを選定する
サーバーはWebサイトの運営や、インターネット上でサービスを展開する際には欠かせないものです。利用の目的・用途に合わせた最適なサーバー選びを行うことで快適なWebサイトの運用が可能になります。
TORATではお客様のサイトの規模に合わせてサーバーのご提案をさせて頂きます。
ドメイン取得
Webサイトを公開する時は、内容にあったドメインを取得する必要があります。
.jp.com.netなど取得可能かお調べし取得致します。
※ドメインにより取得金額は異なります。
SSL化
SSL(Secure Sockets Layer)とは、インターネット上におけるデータの通信を暗号化して送受信する仕組みのことです。インターネット上で個人情報を守るためには、SSLを導入することは必要不可欠です。インターネット上で頻繁に送受信される氏名・住所・メールアドレスなどの個人情報や、オンラインショッピングの決済に必要なクレジットカード情報、ログインに必要なID・パスワードといった情報は、常に悪意ある第三者から狙われています。WebサイトをSSL化することで、これらの重要な情報を、悪意ある第三者による盗聴を防いだり、送信される重要な情報の改ざんを防ぐ役割を持っています。