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TORAT | 2022.7.13

EC-CUBEとshopifyを比較してみた【配送編】

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EC-CUBEとshopifyを比較してみた【配送編】

shopifyとEC-CUBEでECサイトを構築した経験があります。日本NO.1のシェア率を誇るEC-CUBEと越境ECに強いと言われているshopifyは何が違うのでしょうか。この記事ではそれぞれの配送設定でできることについてご紹介していきます。

EC-CUBEの配送設定

配送設定の全体像を把握する

EC-CUBEは配送業者ごとに商品や配送料を設定していきます。そのため商品登録時に販売種別というものを設定します。※商品種別はデフォルトではA/Bですが追加することも可能です。
配送設定にある販売種別項目で選択することで、対象となる商品を指定します。

EC-CUBE 配送設定の全体

設定できる項目

  • 配送業者名
  • 配送方法名称
  • お問い合わせ番号URL
  • 販売種別
  • 支払方法(支払方法設定よりカスタマイズ可)
  • お届け時間設定
  • 送料設定(一律/都道府県ごと)
  • ショップ用メモ欄
EC-CUBEの配送設定画面

EC-CUBEの管理画面は非常に見やすく、初めてでとても分かりやすい作りになっています。

取り扱う支払方法では支払方法設定ページで追加した項目が表示されます。
支払方法設定では条件に金額を設定することができるため、配送方法を設定する前に条件を指定しておくことで「○○円以上無料」といった設定をすることもできます。

EC-CUBEの支払い方法設定

また、EC-CUBEはお届け時間を設定することが可能です。
フリーワードで表示テキストを設定することができるため、配送業者ごとに違うお届け指定も簡単にすることができます!

次はshopifyの配送設定について説明していきます。

Shopifyの配送設定

配送設定の全体像を把握する

shopifyは設定>配送と配達から設定することができ、「基本の配送料」と「カスタム配送料」といったものがあります。

shopify 基本の配送料とカスタム配送料

shopifyは配送エリアで作成したエリアに対して複数の配送方法を追加していきます。
エリアには国や関東、東京など各都道府県ごと選択することができます。
例:関東エリア・・・配送方法1(送料500円) 配送方法2(1,000以上で送料無料)など

shopify 配送設定の全体

配送設定では地域別の配送料や注文額/重量を設定することができるため、「〇円以上は送料無料」、「〇グラム以上は1,000円」など条件を細かく指定することができます。

それぞれ設定できる項目は下記のとおりです。

基本の配送料

基本プロファイルでは他のプロファイルにない全ての商品の設定することができます。
商品は追加しても自動で基本プロファイルの設定が反映されます。

  • 配送元
  • 配送エリア(国ごと)
  • 料金の名前/価格
  • 条件(重量/注文金額)

配送エリアは都道府県ごとだけでなく、国(地域/州)ごとに設定することが可能です。
料金は「0」を指定すれば無料配送をすることもできます。

カスタム配送料

カスタム配送料では特定の商品に対しての配送方法を設定することができます。

  • 配送プロファイルの名前(例:壊れやすい商品、大きい商品など)
  • 対象の商品
  • 配送元
  • 配送先(国/都道府県)
  • 料金の名前/価格
  • 条件(重量/注文金額)

基本プロファイルと設定できる項目はほとんど一緒です。
設定ページの「商品管理」からどの商品を対象にするのかを指定します。

重さで配送料を設定できるshopify

EC-CUBEとの違いはエリアや注文金額などの基本設定だけでなく、重量を指定して配送料の設定を行うことができる点ではないでしょうか。

国際配送でよく使われるEMS(国際スピード郵便)は重量で配送料が変わるので、重量で料金を設定できるのは越境ECに向いていると言われる理由の1つではないかと思います。

shopify 送料を追加

重量は商品ごとに商品の登録ページから設定することができます。
もちろん単位を変えることも出来ます。

shopify 重量を設定

まとめ

EC-CUBEとShopifyの配送方法設定のちがいってなに?

EC-CUBEとshopifyのできることを踏まえたうえで、違いを簡単にまとめたのでご覧ください!

ec-cubeとshopifyの違い
※デフォルト

EC-CUBEはサイズや重量を指定して配送料を設定できないため、一度に沢山の数の商品を注文があると予想外の配送料が掛かってしまう可能性があります。

一方shopifyはお届け時間を指定することができません。アプリで追加することも可能ですが有料のものが多いので躊躇ってしまいますよね。カスタマイズすることも可能ですが、Shopify Plusプランでないとチェックアウトページをカスタマイズすることができないため、少し使いにくさを感じるのではないでしょうか。※ちなみにplusプランは約20万程です。

さいごに

不便な点もありますが良い点もたくさんあります!EC-CUBEもshopifyも「〇円以上無料」や「特別な商品は〇〇」などの細かい設定を行うことができるため、問題なくECサイト運用できるのではないでしょうか。

カスタマイズすることでより便利に運用することができるので、不便に感じるところも解決することができます。

最後までお読みいただきありがとうございました!

この記事を書いた人

TORAT 管理者

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